ヴージョが旅立ちました

2020年12月11日(金)
ヴージョは17歳と78日の生涯を終えました。

前の週の土曜日から、食べたものを吐くようになりました。病院で点滴と吐き気止めを注射してもらい様子を見ていましたが、3日目から食べようとする気力さえも失ってしまいました。ご飯の器に口をつけても開こうとしません。舌を動かそうという意識がないのです。
一年ほど前から寝たきりになり、それでも食欲はあってご飯の時間にはぐるぐると動き毎回完食していました。食べられなくなったのがあまりにも急で、それはまるで『今日からオイラは食べるのやーめた』と決意をしたかのようにも見えました。

病院で血液検査をしましたが、食欲がなくなるような悪い数値はどこにもありませんでした。だから、なぜ舌が動かないのか原因がわかりません。でも、考えられる要因はひとつあります。ヴージョは脳神経に影響が及ぶ持病があり、それが進行したのではないか?という事です。考えてみれば数ヶ月前から食べ方というか舌の使い方が下手になりご飯の時間は大変でした。少しずつこの日に向かってカウントダウンが始まっていたのだと思います。

生きているヴージョを最後に撮った写真です。私が仕事に行く前、ヴージョを抱っこしたくさん話しかけ、写真を撮りました。ヴージョの呼吸は弱く、とてもか細いものでした。『帰ってくるまで待っていてね、ヴーちゃん』と声を掛け家を出ましたが、急いで帰宅した時にはもう息をしていませんでした。
顔はとても穏やかで眠っているようでした。きっとデイジーが側にいてヴージョの最期を看取ってくれたのだと思います。ひとりじゃないから、デイジーがいてくれたから良かったね、ヴージョ。
間に合わなくて、ごめんね。

 

ヴージョと最後の日光浴の写真です。
この日は風もなく日差しがあり、ポカポカと暖かい日だったので、ご飯を食べられなくなったヴージョを少しの時間だけ外に出してあげました。庭が大好きなヴージョなので、匂いを嗅いで欲しくて。外は気持ち良いものね。デイジーはヴージョの周りをグルグル回っていました。心配していたのかな。

 

夜はコタツの周りで一緒にいました。

ヴージョの近くにデイジーは自分の場所を無理やり作ります。ヴージョの足の上でも構わずに(笑)デイジーはヴージョをお兄ちゃんだと頼りにしてくれているのだろうな。短い月日だったけど、兄妹として、家族としての絆がしっかりと出来ていたね。ヴージョも明るくて元気なデイジーが大好きだったよね。

可愛い妹が出来たからお兄ちゃんはすごく頑張ったんだね。
とても立派な一生だったと思います。偉かったね、ヴージョ。

 

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